先日の日曜日、ワークショップ"えのぐで遊ぼう"を開催しました。
残念ながら親子3人でヤル気まんまんで参加予定だった子が体調不良でキャンセルになってしまいましたが、想像通り、いやそれ以上に盛り上がり、とても楽しい日となりました。
あたたかい天候、壁も床も真っ白な紙で覆われた真っ白な空間、BGMはアフリカン(?)な音楽、たっぷり用意されたいろんな色の絵の具、そしてそこに汚してもかまわない服を身に纏い、裸足で白い空間を歩き回ってみる。。
するとなんだかワクワクした気持ちが高まります。
まずは手や足に絵の具をたっぷりつけてみる。思い切りのいいタイプ、おそるおそるやるタイプ、分かれます。
そして手や足の型をスタンプして行き、、塗り広げ、、、ぼたぼた絵の具を垂らしたり、腕にも塗ってみたり、、、、、
あとは写真を見ていただければどうなっていったか言わずもがな。
こどもたちに顔も髪も服もいっぱい絵の具をつけられ、洗う先生。
みんな、体の絵の具はもうきれいに落ちたかな?
私の服には洗っても洗っても手形が残りました。なんかこわい...。
フィンガーペインティングはできた絵を重要視するのではなく、自分の指や手などを使って絵の具の感触を感じながら画面に塗ったりなすりつけたりする行為そのものを楽しむ造形遊びです。絵の具の感触をあじわい、色が混ざり変わっていく面白さを感じます。
直接触れることによって絵の具という材料の様々な特徴や特性に、筆を通して気づくこととはまた違ったダイレクトな出会いや気づきがあるのではないかと思います。
また、こどもの心の解放につながると言われています。
普段はできない「触覚」をおおいに刺激され、"巧く描く”とか"汚さないように”という意識とは全く離れて身体を自由に動かし、やってみたい行為・表現をできるからかと思います。
私は絵の具に苦手意識がある子やほんの少し指に絵の具がつくだけで嫌だと感じてしまう子ほどこれはやったらすごくいいのではないかと考えています。(もちろん無理矢理にはやる必要はありませんが。)
というのは、巧く描くとか失敗とかまったく気にせず思い切り絵の具と触れ合い、大胆に塗りつけたり、色を混ぜたり、派手にこぼしてしまったり、身体や服に絵の具をついてしまったりする中で、どんどん絵の具という素材がより身近なものになっていくというか、友達のように慣れ親しんでいくのではないかと思うのです。
このような経験をした子供たちは次に絵の具を使う時、絵の具に対し、『よっ、絵の具、久しぶり!君がどんな子かけっこう知ってるよ』みたいな、親しみのある友達のような感覚を覚えるのではないかと私は予想しています。
絵の具と友達になる、というイメージですね。
また、非日常の体験でもありますし、心が解放されてリフレッシュする感覚を味わえるので大人の方にもおすすめです!
まぁ、、準備・片づけがなかなか大変なので、また開催するかどうかはわかりませんが(きっと親御さんも事後処理が大変だっただろうと思います。。)...
このような機会があったらぜひ一度参加してもらいたいなと思うイベントです!
もし次やるとしたら夏ですね!
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